2023年1月9日、今日は「成人の日」です。

昨年4月から成人年齢が"18歳"に引き下げられたこともあり、今年20歳を迎える新成人は117万人、19歳は113万人、

18歳は約112万人、計342万人の方がめでたく大人の仲間入りをされました。

この数字からも、年々少子化が進んでいることが伺えます。

日本政府も最近になってようやく少子化に危機を感じ、あれやこれやと少子化対策を打ち出してきましたが、

このままいったら112年後には"新成人0!"なんてことになりかねませんね。

果たして、間に合うのでしょうか…。

少子化に比例して増加する「未婚率」

さて、少子化の進行に比例して増加しているのが「未婚率」です。

2020年の国勢調査によると、「生涯未婚率」は男性28.3%女性17.8%にのぼり、もはや男性は4人に1人が生涯未婚だそうです。

ちなみに2015年の国勢調査によるデータでは男性24.8%女性14.9%であり、男女ともに3%近く上昇しています。

1950年の統計開始から1990年頃(バブル期)までは男女ともに1~5%程度で推移していたものの、

その後30年の間に急激に上昇に転じており、2040年には男性の生涯未婚率は30%に達するとも言われています。

生涯未婚率の上昇は出生率の低下につながる要因になることは言うまでもありません。

「学歴」と「未婚率」の関係

出展元:『e-Stat』国勢調査 令和2年国勢調査 就業状態等基本集計(主な内容:労働力状態,就業者の産業・職業,教育など) 

2020年の国勢調査統計データより、「学歴」と「未婚率」に関連性があるか否かを調べてみました。

左図が30~34歳、右図が40~44歳の男女学歴別の「未婚率」です(生別・死別者は含まない)。

男性においては、概ね学歴が上がるにつれて未婚率は下がっています。

40代では綺麗な一直線になっていますが、これについては以前のブログ【女性目線で見た男性の理想像とは?】で書いた通り、

いわゆる”3高”男性の需要が未だに根強く残っていることにも一理あると考えます。

さて、女性はどうでしょう。

両世代において、学歴が高い女性ほど未婚率が高い傾向にあります。

40代になると、大学院卒では男女が逆転してしまってます。

一体なぜ!?

高学歴女性が"敬遠"される理由とは

婚活世代(30~40代)の女性において、"大学院卒"の女性の未婚率が高いことがわかりました。

現代社会を生きる女性においても『高学歴 ≒ 高収入』の可能性は高く、結婚後の将来も明るいはず。

高学歴女性の未婚率が高いのには以下のような要因があるのではと、私なりに考えてみました。

①高学歴 ⇒ 社会的地位が高い ⇒ 結婚願望はあるが忙しくて婚活に手が回らない
②高学歴 ⇒ 勉強や仕事を常に優先してきた ⇒ 親しい男性がいないor少ない、恋愛自体が苦手
③自分と同等、もしくはより高学歴な男性を求めている(牌が少ない)
④そもそも結婚に興味がない


上記は女性目線での要因です。

ちなみに、男性目線で言えば…

①自分より高学歴(≒高収入)な女性に養われるのは嫌だ
②高学歴 ⇒
何かと計算高くて常にキッチリ管理されそう
③高学歴 ⇒ 物事に対して執着したりこだわりが強そう

④夫婦喧嘩になったら必ず論破されるに違いない

こんなイメージを持たれて敬遠されてしまうのでは、と推測します。

男女間で明らかにミスマッチが起きています。

※これらは飽くまで持論です。全ての方が上記に当てはまる訳では決してございません※

高すぎても低すぎてもダメ。"普通"が一番

青春時代に遊びたい気持ちを抑えて勉学に勤しみ、苦しい思いをしながら数々の難関を突破して優秀な学業成績を修めたにも

関わらず、世の一般男性からは敬遠されがちだなんて…なんと不条理な世の中なのでしょう。

女性の社会進出が一般的になった現代において、このような学歴格差が生じているとは思いもしませんでした。

たしかに、私の周りにいる未婚女性も、大卒以上でいわゆる"キャリアウーマン"的な方が多いのも頷けます。

一概には言えませんが、何事も"普通"が一番。

学歴も"普通"が一番のようですね。